ハイランダー症候群とは何でしょうか。
実は、ハイランダー症候群は2種類存在すると言われています。
そして、ハイランダー症候群は実際に存在する病気なのか、はたまた空想上の病気なのか、議論今もなお終わることはありません。
本記事ではハイランダー症候群の由来や特徴、原因をまとめました。
ハイランダー症候群とは?
ハイランダー症候群と「若い時のままの姿を維持できる不老の病気」と言われています。
年を取ることに対しての不安が常にある現代で、若いままいられるハイランダー症候群はとても魅力的な病気といえるかもしれません。
ハイランダー症候群は今のところ医学的に解明されておらず、病気として認知されていません。
ハイランダー症候群の認知度が上がったきっかけとは?
韓国で放映された番組に、シン・ヒョミュンさんと言う人物がハイランダー症候群の患者として紹介されたことがきっかけと言われています。
一見眼鏡をかけた丸顔の小学生の男の子に見えますが、驚くことに彼は26歳の立派な大人です。
年齢はIDカードの生年月日で確認されており、夜にはバーでお酒を飲んで踊るくらいの明るい性格をしていると言います。
彼は1989年生まれのシン・ヒョミュンさんは現在30歳ですが、どんな姿になっているのでしょうか。
当時は、一般的に小学校で発毛などの体が変化する第二次性徴期を迎えていないと思われ、声変わりをしてないと思うくらいの声の高さでした。
身長も大人の男性にしては163cmと低い身長ですが外見が若いこと以外に体の不調がなく、本人いわく彼女が出来ないのが悩みの、ごく普通の青年です。
アニメの影響も!?
他にもアニメ「悪魔のドリル」の影響もあったと言われています。
悪魔のドリルに登場する首藤涼の外見は普通の女子高生ですが、実はハイランダー症候群を患っていてかなりの老齢です。
当時、アニメの為架空の病気では?と思いながらも、実在する病気なのかどうか多くの人が気になりました。
ハイランダー症候群は2種類ある?
ハイランダー症候群は下記の2種類に分かれています。
- 幼年期に発症し亡くなるまで子供の外見のままの場合
- 大人になって発症し大人のまま亡くなる場合
どちらにしてもある時点で成長が止まり、止まった時の姿のまま最期を迎える点が共通とされています。
似たような疾患に成長障害(Growth Disorders)がある
ハイランダー症候群と近い症状で有名な症例が成長障害(Growth Disorders)があります。
成長障害とは子供の成長が一般の子供と比べて体や知能、精神が違う点が多い症例です。
ハイランダー症候群の特徴とは?
ここからは ハイランダー症候群の主な特徴を解説していきます。
見た目に変化がない
ハイランダー症候群は「見た目に変化がありません。」
年を取らない、永遠に若いままの奇病であるために、年齢を重ねても見た目がずっと若いままです。
例えば成人年齢なのにまるで子供のような外見であること、高齢でもまるで若者のように昔から変わらない美貌を保ち続けている人、10年単位でずっと見かけが変わらない人などがあげられます。
短命の場合が多い
ハイランダー症候群は「短命の場合が多い」と言われています。
見た目がずっと若いという一見羨ましい病気ですが、ハイランダー症候群は何らかの原因により成長が止まってしまっている病気なので、細胞が原因の可能性が大きいです。
そのため、細胞が異常な速さで分裂してしまい細胞分裂の限界が早くくる恐れがあります。
つまり、癌など多くの病気にかかる危険性が高まると危惧されています。
ハイランダー症候群の原因とは?
ハイランダー症候群になる原因として最も有力な説はホルモンバランスの内分泌性の異常でした。
しかし、この説は過去に否定されてしまい今も原因は分かっていません。
遺伝系が考えられる染色体異常も見られないことから、体に異常が見られないのに成長が止まっているという驚きの結果になっています。
ハイランダー症候群は嘘?
ハイランダー症候群は韓国のテレビ番組やアニメ作品が発端となった病気の上、不老という信じがたい症状のため、結局嘘なのではないかと言われています。
実際ハイランダー症候群は医学的にも解明されていません。
また、インターネット上で動画や写真を通して広まった情報のため、真偽が疑わしいと言われています。
さらに、病気ではなく単なる童顔なのでは?という噂も後を絶ちません。
そのため、ハイランダー症候群自体が病気でも実在するわけでもない嘘情報との見方が非常に強いです。
ハイランダー症候群まとめ
ハイランダー症候群は韓国のテレビやアニメが発端でした。
番組には患者として登場し、アニメにはしっかりと症例まで登場するなど、具体性のあったハイランダー症候群ですが、架空の症例説が濃厚です。
しかし、医療が発達し一昔前までは治療不可能だった病や、原因不明の病が特定するなど、どんどん医学が進歩しているため、ハイランダー症候群のようにこれから先は不老の病気が発見されても不思議ではありません。
本記事のチェックポイント
- ハイランダー症候群とは若い時のままの姿を維持できる不老の病気
- 原因は解明されていない
- 近い症状に成長障害(Growth Disorders)がある。