イマジナリーフレンドとは
イマジナリーフレンド(Imaginary friend)とは「空想の友達」を意味します。
つまり、空想の中だけで作った友達、自分の頭のだけにいる友達の事です。
イマジナリーフレンドの存在意義
イマジナリーフレンドの存在意義は会話をしたり遊んだりするためと言われています。
その理由は、イマジナリーフレンドに遭遇した人の多くは、一人っ子だったという点にあるようです。
兄弟がいる人は、兄弟同士で会話したり遊んだりできますが、一人っ子の場合、どうしても1人で過ごす時間が増えてしまいます。
そのため、イマジナリーフレンドに遭遇する機会が増えるのでしょう。
イマジナリーフレンドは誰にでもいた?
イマジナリーフレンドが誕生するには2つのパターンが存在すると言われています。
- 自分が創造するパターン
- 何かしらのきっかけで遭遇してしまうパターン
多くの場合はイマジナリーフレンドとは、自分自身にとって非常に都合のいいものであり、本人に差し障りのあることはせず、本人にとって都合のいい振る舞いをしてくれます。
そのため、先ほどご紹介したように会話したい遊びたいという欲求から自分が創造するのが主なパターンです。
そして自問自答のカタチをイマジナリーフレンドがとり、本人に対してアドバイスをするということもあります。
ただし、2つ目の何かしらのきっかけで遭遇してしまうパターンは突然イマジナリーフレンドが現れて、自己嫌悪のダメ押しをしてしまい、自分自身を苦しめてしまう場合もあるそうです。
イマジナリーフレンドを掘り下げる
イマジナリーフレンドという存在をもう少し深堀してみましょう。
イマジナリーフレンドを生み出す起爆剤となるべきもの果たしてなんなのでしょうか。
創造性と知性にあふれる
イマジナリーフレンドと遭遇する人たちは、創造性と知性にあふれる人と言われることが多いです。
イマジナリーフレンドに遭遇する理由は自己を防衛や自己愛などさまざまな要素がありますが、イメージの中でさまざなことができる創造性と知性にあふれる人もイマジナリーフレンドを生み出すと言われています。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)との関係
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)とは、人の気質を表す言葉で、先天的に高い感受性を持つ人を意味します。
イマジナリーフレンドは感受性が豊かすぎるHSPの人が生き抜くための戦略の1つという捉え方もあります。
子供の成長に重要な役割を果たす
イマジナリーフレンドが、子供の成長に重要な役割を果たしている可能性も示唆されています。
イマジナリーフレンドを持つ子供は社交的で友達が多いことが判明しており、イマジナリーフレンドと会話したり遊んだりすることが、交友関係を広げる練習になっていると言われています。
成長するにつれて忘れてしまう
イマジナリーフレンドは8歳ほどになると姿を消してしまうと言われています。
そのため、イマジナリーフレンドがいたことさえ忘れてしまうこともしばしば。
イマジナリーフレンドはどのような姿?
イマジナリーフレンドは果たして、どのようなカタチを借りてあなたの前に姿を見せるのでしょうか。
人形やぬいぐるみ
イマジナリーフレンドは、人形やぬいぐるみとして現れることがあります。小さい頃なら、人形やぬいぐるみが私のお友だちだと思っていることもありますよね。
ですから、多くの人たちにイマジナリーフレンドは登場しやすいのです。
マンガ、小説のキャラクター
マンガ、小説のキャラクターという場合もあります。
マンガ、小説のキャラクターに小さいころから没頭さしてしまう人たちは、イマジナリーフレンドと簡単に出会ってしまうでしょう。
身近な動物
イマジナリーフレンドが、身近な動物という場合もあります。例えば犬や猫、虫というケースもあります。
その他のイマジナリーフレンド
イマジナリーフレンドは現実の動物の姿ではなく、例えば帽子をかぶった赤いマントをはおった猫という、想像上の登場人物ということもあります。
イマジナリーフレンドを題材にした作品
イマジナリーフレンドを題材にした作品はいろいろありますが、敢えてひとつ取り上げれば、「フォスターズ・ホーム」がそうでしょう。
「フォスターズ・ホーム」はアニメタイトルであり、作中に登場する役目を終えたイマジナリーフレンドを引き取り、新しい友達となる子供を見つける施設の名称です。
主人公の子供マックが、イマジナリーフレンドのブルーをフォスターズ・ホームに引き渡すところから物語が始まり、マックとブルーそして、施設に住むたくさんのイマジナリーフレンドの騒動が描かれています。
「フォスターズ・ホーム」はカートゥーンネットワークで放送されたアメリカのアニメーション作品で、日本では2005年に放送が開始され、全6シーズン全75話が公開されました。
イマジナリーフレンドまとめ
イマジナリーフレンドは空想の友達のことを意味し、ほとんどの場合8歳を過ぎると忘れてしまうといわれています。
そのため、覚えていないだけであってあなたにもイマジナリーフレンドがいたのかもしれません。
イマジナリーフレンドは基本的に会話したり遊んだりなど、子供の成長を促すプラスの存在ですが、極まれに自己嫌悪のダメ押しをしてしまうパターンも存在します。
イマジナリーフレンドチェックポイント
- イマジナリーフレンドは「空想の友達」
- 自分自身が創造する場合と何かしらのきっかけで遭遇するパターンがある。
- 創造性と知性にあふれる人が出会いやすい。
- 想像力の発達に重要な役割を果たす