恋愛を始めとした対人関係や仕事、学業で願いを成就させるために、おまじないをした事のある人は多いですよね。
おまじないに興味があるけれど、本当に願い事が叶うの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
おまじないは効果がないというのは本当?
結論から言うと、おまじないの効果は人によってさまざまです。
おまじないをする目的は、人によって違いますが、「おまじないによって良い効果を得たい」という思いに他なりません。
おまじないを実際に行う人は、本気で願いを叶えたいという強い意思の持ち主です。
強い意志を持っている人は、自分の目指す未来を積極的に引き寄せることができます。
どのぐらい引き寄せの力を使えるかどうかに、おまじないの効果に現れるのでしょう。
そのため、おまじないは絶対に効かないということはありません。
おまじないの効果が出やすい時期とは?
実は、おまじないを行う時期や曜日によって、その効果のほどが変化するとされています。
せっかくおまじないを実践するなら、少しでも効果を高められる環境を整えてからチャレンジしたいですよね。
新月の日
新月の日は、月の姿が見つけにくく、月が見えない状態です。
月の満ち欠けには周期があり、その周期上で最初にあたる新月(朔)から上弦、満月、下弦……と移り変わり、そして再び新月に戻るというサイクルを繰り返しています。
そのため、新月の日は占星術やスピリチュアルな世界で、特別な意味を持ちます。
朔から始まり朔に返る、満ち欠けの周期の起点とも言える新月の日は、過去の考えや出来事をすっきりとリセットして、新しい事を始めるのに最適な日でしょう。
女性にとって恋愛成就にもってこいな日
新月の日は女性が恋愛成就のために行うおまじないとは相性が良いでしょう。
ギリシャ神話のセレネやローマ神話のディアナが、月を司る女神として知られているように、月は古くから「女性」を表す象徴でもあります。
さらにセレネの神話において、青年エンデュミオンとの恋がきっかけで物語が展開していくことから、月の女神は恋愛問題と密接に結びついているとも言えます。
女性は誰でも月の女神の守護を受けているため、恋を叶えるおまじないを行う女性にとって、新月の日は普通の日よりも心強い日取りです。
おまじないを試したいけど、どんな時期に行えば効果的なのか分からないと迷っている人は、新月の日を狙ってチャレンジしてみましょう。
満月の日
日本では古くから十五夜、十三夜などの時期に満月を眺める風習があります。
そういった季節ならではのイベントの日でなくても、夜空に満月が出ていると思わず見入ってしまいますし、太陽の放つエネルギッシュな光とはまた違った、不思議なパワーをもらえますよね。
新月が月の満ち欠けの周期のリセット地点だとしたら、満月はピークであり、地上を照らす光の強さの度合で言えば、まさにエネルギーの高まりの最高潮という状態です。
満月はそのまんまるとした姿からして、「欠けた部分のない、満たされた状態」を連想させます。
角のない完璧な円形という点も、見た目としての柔らかさや縁起の良さ、そして美しさを感じさせますね。
満月の願掛けは昔からあったわけではない
意外かもしれませんが、満月の日に願掛けをしたり神へ祈りを捧げたりなどの祭儀的な文化は、古くから民衆に広く根付いていたわけではありません。
例えば平安時代の日本では、お月見は詩歌を楽しみながらお酒を酌み交わす貴族の宴会、という要素が強かったそうです。
現代では、満月にちなんだ行事として祈祷祭を催す神社も多く、心願成就を望む多くの人達が各地を訪れています。
山形県の熊野大社では「月結び」という縁結び祈願祭、栃木県の大室たかお神社では毎月の旧暦15日夜だけに行われる「満月祈祷」など、神社によって行事内容はさまざま。
祈願の対象は恋愛、子宝、金運など幅広く、満月の日がいかに「ご利益のある日」とされているかが分かります。
「おまじないと一緒に、本格的な願掛けも行いたい」という人はぜひ、こういった神社での催しに足を運んでみてください。
おまじないがしたいと思った日
新月や満月などの時期を狙っておまじないを行うのも良いですが、シンプルに「おまじないがしたい」と思いついたタイミングで、おまじないを行うのも実は効果的です。
あなたの中の「ふとした思いつき」は、偶然の発想ではなく、天から授けられた重要なインスピレーション。
運気や波動が高まっていたり直感が鋭くなっていたりすると、このインスピレーションを受け取りやすくなります。
曜日によって叶いやすさが変わる?
おまじないの中には、「〇曜日に行わなければならない」と具体的な曜日が指定されたものは少ないです。
そもそも、おまじないを行う曜日と、おまじないの効果には関係があるのでしょうか?
占いの世界では、1週間の各曜日には守護神が宿っており、曜日によって人々はその守護神のパワーを得られます。
おまじないを行う曜日によって叶いやすさが変わるとすれば、どの曜日がいいのか気になりますよね。
月曜日
月曜日は、セレネやディアナなどの月の女神の守護を与えられた曜日です。
恋愛を始めとした女性ならではの繊細な悩みについてのおまじないが叶いやすくなるでしょう。
特に新月または満月の日など、スピリチュアルの観点で特別な力があるタイミングと重なると、おまじないの効果が倍増します。
これらの条件が重なる日は、月の守護をダブルで受け取る事のできる「ハッピーマンデー」
金曜日
金曜日は、愛と美、そして金星を司る女神・ヴィーナスが守護する曜日です。
金星は、西洋占星術では恋愛と結婚を占うのに重要な星とされおり、金曜日は恋愛成就のおまじないを行うのに最適な日でしょう。
ヴィーナス自身が「女性の美しさの象徴」とも言われるので、好きな人のために自分磨きをしたり、美容に良いおまじないをしたりすると効果が上がります。
日曜日
日曜日を守護する太陽神アポロンは、創作や音楽などの芸術を司る神ですが、同時に神々のお告げを人々へ伝え、導く予言者でもあります。
クリエイティブな分野でインスピレーションが湧くと共に、未来のビジョンへ思考を巡らせる感覚の鋭さを手に入れる神聖な曜日です。
つまり日曜日は、スピリチュアルな面で直感が冴える日と言えます。
恋愛に限らず、友人関係や健康運・金運など幅広い目的のおまじないの効果が上がるでしょう。
自分の誕生日の曜日
自分の誕生日の曜日におまじないを行うと、その曜日を司る守護神の力により、良い効果が得られるでしょう。
誕生日の曜日の守護神は、あなたにとって特別な守り神であり、生まれた時から見守ってくれている守護霊でもあります。
何曜日におまじないをするか迷ったら、誕生日が何曜日だったかを調べ、その曜日に行ってみてください。
各曜日の守護神
各曜日の守護神は以下のように、さまざまな事象や概念を司ります。
曜日 | 守護神 | 詳細 |
月 | 月神ディアナ | 貞節・多産を象徴する神 |
火 | 軍神マルス | 勇敢さを象徴する戦いの神 |
水 | ヘルメース(マーキュリー) | 雄弁と計略を操る万能な守護神 |
木 | ジュピター(ゼウス) | 天候などの自然現象や戦の一騎打ちを司る最高神 |
金 | ヴィーナス | 愛と美の女神、恋愛や結婚を表す金星の象徴 |
土 | サターン(クロノス) | 豊穣をもたらす大地と農耕の神 |
日 | 太陽神アポロン | 音楽や文芸を司る芸術の神 |
これらはあくまで代表的な解釈なので、おまじないを行う目的と守護神の得意とする分野を一致させる必要はありません。
例えば、恋愛とは関係のなさそうな軍神マルスが守護する火曜日に、恋のおまじないを行っても、その効果に悪い影響は出ないのです。
むしろ軍神ならではの力強さで、あなたの恋をサポートしてくれるでしょう。
おまじないの効果はどのぐらいで出るの?
おまじないを行った後に気になるのは「いつ効果が出るのか」という点です。
おまじないを試した人の体験談を見ると、「すぐに効果が出た!」という嬉しい声や、「まだ、これといった効果は……」という声もあり、効果の出る時期は千差万別と言えます。
同じおまじないでも、人によって効果の出る時期が異なるというケースもあるようなので、効果の出る時期の報告はあくまで参考程度に捉えましょう。
願い事の内容によっては、おまじないの効果を感じにくい場合も多いです。
おまじないの効果が出ないときにすること
おまじないを試したけど、なかなか効果を実感できない……となると、思わず不安になりますよね。
おまじないのやり方が間違っているのか、それとも願う力が弱いせい?など、悩んでしまう人もいるかもしれません。
他のおまじないを試してみる
おまじないをしても効果が出ない時は気持ちを切り替えて、別のおまじないを試してみましょう。
対人関係でも相性の良い人、悪い人がいるように、おまじないにも、行う人との相性があります。
定番のおまじないは片っ端から試したけれど、効果がない、そんな時はもしかしたら、相性のいいおまじないに巡り合えていないのかもしれません。
直感的に「なんとなく効きそう」と思った物を試してみるなど、自分の心の声を信じましょう。
直感は、あなたにとって相性のいいおまじないを見つけるアンテナです。
体調が良好な時におまじないを行う
体調が優れない時におまじないをするのは避け、なるべく体調の良い時に行ってください。
体調の良くない時に無理しておまじないを行うのは、あまり効果的ではありません。
体の不調は心の健康にまで悪影響を及ぼし、あなたを取り巻く運気や波動まで下げてしまいます。
波動を高める事は、おまじないの効果を上げる事にも繋がるでしょう。
体調はメンタルと密接に結びついているので、心と体、両方を健やかに保つ事が、おまじないを行う上で重要です。
体調面で少しでも違和感を覚えたり疲れを感じたりした時は、決して無理はせず休養を取ってください。
メンタルが不安定な時におまじないを行うのは避ける
未来への不安で胸がいっぱいの状態では、おまじないの効果は十分に発揮されません。
心の乱れは、意外と本人が自覚できない物であり、コントロールが難しいです。
不安な時は判断力が低下しがちですから、自分では正しくおまじないを行えていると思っても、実は手順を間違えていた……という事も。
不安のあまり、「本当に効くのかな?」と効果を疑いながらおまじないをするのも、望ましくありません。
ネガティブな感情は、何事にも良くない結果を引き寄せてしまいます。
おまじないをする時は、前向きで穏やかな気持ちでいてください。
結果だけにこだわらず、おまじないの過程を楽しむ
おまじないの効果が出なくてもどかしい時、あなたは現状に焦りを感じるあまり、結果を急ぎすぎているのかもしれません。
目に見える結果にとらわれすぎるのは、自分自身を苦しめる事になります。
焦る必要はありません。
願いを叶えたいという強い気持ちで行ったおまじないは、きっと良い形で作用します。
いつ効果が出るのか、どうしても気になる時は、おまじないを行う過程そのものを楽しむように心がけてみましょう。
例えば、おまじないに必要な材料を揃えるために、普段は行かないお店へ買い物に出かけたりすると、良い気分転換になります。
おまじないで願いを叶えよう
おまじないの効果を高める方法や、実際に効果の出る時期など……おまじないを行う上で、気になる問題は色々出てきますよね。
もし効果が出なくて不安な時は焦らずに、おまじないによって願いを叶えた未来の自分の姿をイメージしましょう。
大事なのは、自分が「これだ!」と思ったおまじないを信じ、前向きな気持ちでいる事です。
おまじないを行う時間そのものを楽しむ事ができれば、結果は後からどんどんついてきます。